fanUP! の事例紹介

CASE STUDY | 02

一般社団法人Tリーグ 様

リーグ、チーム、ファンと異なる人々が使いやすい仕組みに
世界トップクラスの選手が競い合い、ハイレベルな試合展開や熱気あふれる会場の雰囲気に注目を集めるTリーグ。
2018年からシーズンがスタートした際に、リーグ全体と各チームのWEBサイトのシステムとして、廣済堂の「fanup!」を採用しました。
開発や運用にあたって、リーグとチームそれぞれの要望を満たす必要があった今回のプロジェクトについて、Tリーグのご担当者様方にお話をうかがいました。
一般社団法人Tリーグ
リーグがチームを含めた全体を管理できるシステムに
Tリーグ開始以前にも福原選手や水谷選手といった世界レベルの選手が登場しましたが、それでも世界の壁は非常に高い状況がありました。世界に目を向けるとドイツや中国には多くのプロ選手が活躍するリーグが存在しています。日本でも一部のトップ選手はほぼプロといえる存在でしたが、国内にもプロ選手が多く活躍するようなリーグが必要でないか、そんな議論が今から10年くらい前からありました。

さまざまな議論を経て2018年からTリーグのシーズンははじまりましたが、バスケットボールやサッカーなどのリーグ設立時とは異なり、以前からあったチームがリーグに参加するというスタイルではほぼありませんでした。このリーグに参加するために、新たにチームをゼロからつくったのです。

そこでTリーグとしてはリーグの運営だけではなく、チームの運営に対してもいろいろとサポートする必要がありました。たとえば、WEBサイトにしても、Tリーグ全体のホームページがあり、その管理下に各チームのWEBサイトが存在するという形式をとっているのもそのためです。

また、チームがゼロから誕生していることもあり、ファンはチームというより選手についています。もし、選手が違うチームに移籍した場合、ファンも流れていく可能性が高いです。そのときにWEBサイトの見え方やチケットの買い方などが大きく違えば、もしかしたらファンが離れてしまうかもしれない。そこで、リーグ側がチームを含めてTリーグ全体をみることができるシステムが必要だと考えました。
チーム運営者からファンまで、すべての人の使いやすさのために
Tリーグでは、まだまだチームによって運営体制にばらつきがあります。WEBサイトでの情報発信やチケット販売、グッズ販売などは、それぞれのチームでやっても本来はいいのですが、ひとつのリーグとしてみたとき必ずしも全チームが高いITリテラシーを持っているわけではありません。そこでリーグも、チームも同一のシステムで運営できるかという観点で、どのサービスを採用するか検討しました。考え方としては、IDはTリーグ会員で統一して、そのIDでファンクラブの会員にもなれる仕組みです。そうしたなかで、ECもパッケージに含まれているfanup!であれば、リーグとしてチーム全体を含めて管理でき、かつチームにとっても、ファンにとっても使いやすいシステムになると考えました。

開発にあたってはリーグとしての要望に加え、各チームにもヒアリングを行い、その内容を廣済堂と共有し進めてきました。各チームの状況を考慮し、ある程度ITに対応できるチームは基本のプラットフォームの中で自由につくれるようにしています。一方で、そうではないチームには、テキストや画像の規格を定め、比較的簡単に運営ができるようにしています。

2018年にシーズンがはじまったTリーグは、さまざまなことがゼロから始まりました。私たち自身、どのような観点でWEBサイトをつくればいいのか、どのような目標をつくればいいのかなどわからない点が多くありました。それだけに、当初とは異なる要望なども出しましたが、普通のベンダーなら「それはできない」「それならできる」といった対応になります。しかし、廣済堂では「それは、こういう目的だから必要なんですか」と私たちが実現したい目的に寄り添って解決策を提示してくれたので助かりました。

fanup!によってWEBサイトを運営することで、これまであまりわからなかった「私たちのファン」が見えてきました。それこそリーグが開幕するまでは、私たちのお客さまは誰なんだろうということもわかりませんでした。それが、fanup!を通じてこの部分は想定していた通りだった、またはここのファン層に弱いので新しい施策を打とう、などといったことができるようになりました。
Tリーグの広報を担当している江島様(右)とシステムに携わる中吉様(左)。
Tリーグの広報を担当している江島様(右)とシステムに携わる中吉様(左)。
「わからない」からこそ選ぶべきは“仲間”となれるパートナー
いま、データドリブンのような動きが盛んになっていますが、実際にTリーグを運営してきて思ったことは、ただデータを集めるだけでは意味がないということです。他がやっているからではなく、なぜこのデータを集めるのか、なぜこのシステムを使うのかという目的をしっかり持つことが大事です。だからこそ、そういった目的からいっしょに考えてくれる仲間、システムを開発するだけではなく、目的を共有するパートナーとなってくれる存在が大事だと考えますし、その点では廣済堂には助けられました。システム開発においては、単にコストなどではなく、パートナーとしての観点が重要ではないでしょうか。

Tリーグによって、世界トップレベルの試合が身近になったのではないでしょうか。ファンの皆さまにはそんなトップ選手同士のスピードや技にはもちろん注目してほしいのですが、それ以外でも会場での応援であったり、ボールのスピードや回転数など、これまであまり見えていなかった部分でのすごさや面白さなど、新しい卓球の楽しみ方をTリーグから発信できればと考えています。ぜひ私たちとファンとのつながりを、WEBサイトや実際に会場へ足を運ぶなどしてご確認いただければと思います。
国内はもちろん世界トップレベルの選手たちの熱戦が繰り広げられるTリーグ
国内はもちろん世界トップレベルの選手たちの熱戦が繰り広げられるTリーグ

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公式サイト
https://tleague.jp/